NAVERまとめ

戦後、GHQにより戦争を推奨するような内容は全部黒塗りにされ、本もたくさん焼かれた。 黒塗りだけでなく、本そのものが焼かれた例もあることからわかるように、従来の教育内容からの方針転換は極めて急進的に行われた。急進的な改革が必要な時期だったからこそ、黒塗り教科書が生み出されたともいえる。 戦後、生徒自身の手で、国家主義や戦意を鼓舞する内容の部分に墨を塗って教科書を修正した。 墨塗り教科書は、英語や算数もあったようだが、そのほとんどが国語だった。 地理、歴史、修身の教科書は皇国神話と軍国主義に溢れているため、墨塗りでなく廃棄となり、教科まるごと教えなくなってしまった。 国語は、国語をやめたら教える教科がなくなってしまうという理由で、都合の悪いところだけを消して使おうとしたのだ。実際には、黒塗りの箇所があまりにも多岐にわたったためほとんど教えるところが無くなってしまったという。